今回の旅を始める前は、一体私はどこに住むことになるのだろうかと興味津々であった。もともとどうしてもここでなければならないということはなく、その時の気分で最もしっくり来るところであればそれでよしとするタイプのせいだろう。振り返れば、生き方もほとんど同じように見えてくる。最初に道を決めるのではなく、歩んでいるうちに分かれ道が必ずやって来るが、その時に心の底に問いかけて折り合いのつく道を歩むというやり方であった。
出発前には、通学に交通機関を使わず、walking distance にアパートを見つけることができればよいのだが、とぼんやりと考えていた。2週間という時間を区切っていたので、最後の時間切れでは 「えいやーっ」 と決める予定でいた。しかし、何という幸運か、最初に見たところでしっくりきてしまったのである。このようなことはこれまでで初めての経験になる。しかも予想もしていなかった場所になったことも微かな喜びを呼んでいる。
本日、契約に必要な手続をすべて終え、後は caution bancaireの扱いをどうするかについて金曜日に銀行の方と話をして今回の予定のすべてを終えることになった。最初はどうなるのかという状況もあったが、最終的には予想を上回るペースで事が進んだことになる。これから名所巡りでもしようか、というのが普通なのだが、今回はそういう気が全く起こってこない。住処も決まり、しばらくこちらにいるという状況がそうさせるのだろう。それと新学期がどのようなものになるのかの方に興味が移ってきているようだ。今、大学のHPでコースの内容をチェックしてみた。結構ハードなことになりそうだが、それはそれで面白そうである。ありがたいことに、外国人向けのフランス語コースが必修となっている。
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